はじめに 東海道五十三次路線バスの旅とは?

東海道五十三次バス旅ルール

  • 五十三次の各宿場が必須チェックポイント
    → 本陣跡などの遺構、看板などを写真に収めることをクリア条件とする
  • バス路線の関係で、宿場の訪問順が前後することはOK
  • 利用できるのは一般道を走行する路線バスのみ、高速道路の通過はNG
  • 予約制バスは、現地から当日予約可能なら利用可
  • バスのダイヤについて、事前調査や、当日のネット検索不可
  • 運転手さんや、窓口での聞き込みはOK
  • バスがない場合は原則徒歩
    → 二人のうち一人が歩いて繋げば、もう一人が別の交通機関で移動してもOK
  • 現地入り・離脱時は全ての交通機関を利用可

このルールに則って、京都・三条大橋から、東京・日本橋まで、基本的には路線バスばかり使って旅をしていき、twitterおよびこのブログに記録していきます。

何年かかるのか、何回訪問することになるのか、現地入り/帰還にかかる新幹線代や宿泊費などを踏まえれば、一体いくらお金を費やせばいいのか、現時点では全くの未知数です。

なぜ私たちは、路線バスで旅するのか

バス旅遍歴

この4年くらい、取引先の気の合う先輩と男二人で「スタートとゴール地点だけを決めて、路線バスだけで辿り着けるかゲーム」を楽しんできました。
ゲームと言っても、テレビ東京系列で放送される、先代は太川さん蛭子さん、今は田中さん羽田さんの「ローカル路線バスの旅」の単なるマネごとで、審判もいないし、視聴者もいない、ただの遊びです。

これまで、2017年3月の第1回・大阪→高野山を皮切りに、2.姫路→高槻、3.高槻→伊賀、4.伊賀→伊勢、5.京都→奈良、6.京都→彦根、7.京都→美山、8.京都→能勢→茨木、9.須磨水族館→海遊館と回を重ねてきました。
事前にダイヤは調べず、現地情報のみを頼りに、狙い通りに辿ることができればゴール(勝利)、常識的な時間内にたどり着くことができなければ失敗(敗北)で、現在の戦績は6勝3敗。

近場で行ける範囲はネタが尽きてきたので、遠征したいと思うようになった矢先、コロナ禍へ突入し、バス旅もしばらくお預けになりました。

最初は、すぐに収まるかと思っていたコロナ禍ですが、長引く外出自粛要請を受け、バス会社の経営も、路線網も、みるみる傷んでいきました。
その様子を、ただ見ていることしかできなかったのは、バス旅ファンとして、非常にもどかしい思いでした。

「行き当たりばったりなバス旅」の魅力

その最大の魅力は、「不確実性」だと思っています。
バス路線とその時刻表は、決まった区間を行き来するだけの鉄道と違い、レールに縛られない自由があります。

半面、あまりに自由すぎて、全国統一の時刻表もなければ、事業者をまたがる連絡が確保されていることも稀です。
会社が変われば情報の連携はなく、複雑な路線網は無秩序に入り組んでおり、それでいてレールのように目で見えるわけでもありません。

近年はMaaSの取り組みが進み、Googleマップの経路探索に対応する事業者が出てくるなど、路線バスも少しずつ使いやすくなってきてはいます。
しかしながら、マイナー地名のオンパレードである路線図や、便によって経由地がころころ変わる時刻表を読みこなすのは、その地に住んで日常的に利用していない限り、相変わらず敷居が高いものです。

一方で、日本のバス事業は、長らく需要と供給によって成り立つ「民営サービス」として経営されてきました。すなわち、人の往来があるところにこそ、路線が成立し、存続が可能でした。

このことを踏まえると、例えバス路線の描かれていない地図であっても、注意深く人の往来を予測することで、見えないバス路線を類推することも決して無理なことではありません。

移動需要としての典型例は、鉄道のない集落から駅への流れ、JRから私鉄駅へ鉄道を補完する流れ、川に沿って走る幹線道路に沿う流れ、病院や市役所を目指す流れなど。

バス旅、そして地図読みに慣れてくると、地理的な条件や地形からバスの気配を感じ取ったり、その本数の多寡さえも、何となく見当がつくようになります。

このように、あらかじめダイヤや路線図を調べずに臨む「行き当たりばったりなバス旅」とは、地図や、そこに描かれた町そのものと向き合うことでもあります。

「ローカル路線バス旅」のテレビ放送を見ていると、針の穴に糸を通すようなギリギリの展開が続き、少し先の未来が予測できなくて、とても好奇心をくすぐられます。
途中で見るのを辞められたためしがありませんし、実際に自分でやってみると、その強烈な魅力(魔力?)が実感できます。

自分が下す一手により、その旅の成否が分かれてくる。

その一手ずつの繊細な積み重ねにより、スタートからゴール地点に至るまでの、大きなルートが描かれる。
自分がこれまで全く知らなかった地名や、訪れたことの無い土地に導かれながら。

それは一本の線のようであり、また無数の他の選択肢も含めれば、街と街、人と人を結ぶ大きな織物のようでもある。ひと時、その地域の人々と時間が編んだ糸を間借りし、あるいは見聞きし、旅という営みから人間、地域、そしてこの国を見つめる。

あらかじめ決められたコース、決められた時間を辿ることになりがちな鉄道の旅とはまた違った意外性、偶然性に彩られた旅路。偶然の出会い、未知との遭遇。
バス旅の時間には、そうした得も言われぬ感動が詰まっています。

東海道五十三次をバスで旅する。

一言で言えばそれだけの話です。ベースは遊びでありながら、それでいて、街道紀行としての体験や、訪れる地域の魅力を発信しつつ、かつ地域住民の皆様への配慮も忘れずに、withコロナ期におけるバスなど公共交通機関の再評価、マイクロツーリズム振興の一助を、ほんの微力ながら、担えればと思っています。

それが、私たちなりのバス事業者、そしてバス業界に従事する方々への感謝とエールです。

それでは、行ってきます。

2021年11月
isomi-bus


参考・暫定版ルールからの変遷

5日目までの当初ルールはこちらです。

  • 五十三次の各宿場が必須チェックポイント
    → 本陣跡などの遺構、看板などを写真に収め、twitterにUPすることでクリア
  • バス路線の関係で、宿場の訪問順が前後することはOK
  • 利用できるのは一般道を走行する路線バスのみ、高速道路の通過はNG
  • 予約制バスは、現地から当日予約可能なら利用可
  • バスのダイヤについて、事前調査や、当日のネット検索不可
  • 運転手さんや、窓口での聞き込みはOK
  • バスがない場合は原則徒歩
  • 路線が無かったり、次発までの待ち時間が100分を超える場合、最寄駅から鉄道利用可
  • 鉄道は、1乗車300円までの範囲内で、かつ午前・午後にそれぞれ1度限り
  • 現地入り・離脱時は全ての交通機関を利用可

twitterに気を取られて現地での活動がおろそかになることを防止したく、twitterにUPする要件を外しました。
もう少し目の前のリアルを楽しみたい!

鉄道カードは使いたくても気が引けてなかなか使えなかったため、潔く廃止しました。
ただ、年齢差のあるコンビなので、必要に応じて体力の温存ができるよう別行動OPを実装しました。

サイト運営方針

ブログ編集にあたっては、古い投稿の埋め込みtweetを外し、順次テキストと画像に置き換えていきます。
コンテンツの中身を特定のサービスに依拠せず、単純なテキスト+画像のみで構成し、将来の資料・記録としてなるべく長期間残せるようにしたいと思っています。

広告については、現状設置しないつもりです。
サーバ維持費がかかりますが、バス旅に没入し、快適に読んでもらえる環境を優先します。

ただ、気が変わったらすみません。→AdSenseの審査が通ったので、最低限つけてみます。

今どきこんな古風なブログは懐かしささえ覚えますが、何でもかんでも既存のプラットフォーム(他人の土俵)に乗せるのではなく、DIY的な楽しみを感じながらWEBサイトを管理することで、少しでも古き佳きインターネッツを感じたい、読者の皆様と一緒に楽しみたいという、ただの懐古趣味です。

なお、画像やテキストの無断使用、無断転載はおやめください。
何か質問・意見・ご用件などあれば、twitterかなんかで一声かけていただければと思います。

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